今後の予定を内橋和久とともに。   

■駅前の仙人が、本当に駅前の人になりました。
駅は日暮里。「馬賊」激近。東京の仮住まい、拠点、スタジオとして賃貸関係を結んだのは、わりとこざっぱりしたワンルームであった。しかしこの物件、蓋をじゃなくてドアを開けると摩訶不思議、室内トマソンとでも呼ぶべき意味不明構造満載のお部屋なのであった。
今どきの物件らしくドア付き室内洗濯機き場が有るものの、そこへいたる通路が激狭くって、洗濯機なんか通れやしない。しかもそのドアと言うのがまた観音開きであるが、あまりにも狭いためドアの正面に立つと開かない。観音様もおがめやしない。内部を覗くとご丁寧に小さな明かりがついいて、そして使われない蛇口と排水溝が寂しくそこにいまします。
その他、幸運にもエアコン既設済みであるものの、不運にもエアコン室外機が「ほぼ」室内にある怪など、いろいろ不思議設備満載のワンルーム。しかし荒川区界隈の賃貸相場の現状を思い知らされていた内橋家には、上等の物件であったと言える。いやあ、高いよ、どこも。高かった。


■ありがとう、そしてよろしく、Skist御中。
これから何回かに分けて荷物を運ぶ内橋氏、本日は家族を伴い初運び。ちょっとした晴れやかな気分の初日である。雨ではあったが。新スタジオ見学後「馬賊」で腹ごしらえをしてこんどはskist亭を訪問。ちょっとぶりに訪れ、居合わせたioの祖父母を交えしばし歓談。ioとしこたま遊んだあとは、みんなでピザをとって食べた。しかし雨の土曜の宅配ピザなんて、もはや30分で到着してくれるご時世ではない。たっぷり1時間半待たされて、届いた頃には子どもたちすっかり空腹を通り越して睡魔に襲われていた。しかしながら久しぶりに全員揃った気分で、楽しかったなあ。はるな、サムとの暖かき交流ももうすぐ10年かあ。
そもそも内橋さんの東京スタジオをどうして日暮里に構えるかと言うと、ウィーンとの往復が多く成る予測のもと、成田からのアクセスに有利であることに加え、このskist邸の近くであることも大きな要因だった。内橋さんの不定期なニッポン出稼ぎの合間、鍵を預かって頂くことができる。郵便物の中身さえチェックして頂いて差し支えないと言える信頼。そして何より、帰国時にすぐ会いにゆけるのが魅力。
もともと、東京に引っ越したのもサムの案がきっかけでもあったり、さかのぼってお互い婚姻、そして二世の到来も前後しており、このふたつの家族はなんとも密接に歴史を刻んできたのである。っていうかさ、付き合ってもらっているのではありますが。いつもありがとう。
と手を合わせつつ真夜中の首都高をかっ飛ばし帰宅。


■スケジュールが出ました!
これから怒濤の一週間だわ。
荷造りも佳境を迎え、月末28日までにこの家を空にし、明け渡します。3日ほどウィークリーマンションに転がり込んで幼稚園最後の日々を香音は過ごす。3日が「園児たちのお別れ会」で先生、子どもたち全員でサンドイッチやおやつを頂き、歌を唱ったりして過ごすという。涙涙の卒園式とホテルでの豪華謝恩会を最後とするよりも、質素で静かなお別れ会の方が敏感な香音にはちょうど良いではないか。それに、あの無神経な園長アイサツを聞くには耐えられない!さっさと巣立つがよし、である。
それから二日ほど内橋さんは東京で仕事がある。その間、先日のスピード違反の出頭呼び出しがあるか、なければ(あるんだろうけど)長野へ遊びにゆけるかも・・・どうかなあ。
5日からは大阪/京都 「Pool #2」である。それが終わったらまた東京へ戻り、約一週間を日暮里に身を寄せ過ごし、出発は31日に成りました。
なかなかめまぐるしいものの、上出来の日程ではないか。うまく目論み通りにことが運びますように。
皆さん、出国までに内橋家を捕まえたい場合は上記をご参考に声をかけてくだされ。
もちろん、関西方面の方は「Pool #2」にお運びください。