夏休みの一日

きのう土曜は日本にも行ったことのあるピアノ弾きのハネスが遊びに来た。
連日暑いし、自分で巻く手巻き生春巻きをご用意。
ライスペーパー、サラダ菜、ミントにパクチィにルッコラ、万能ネギ、赤タマネギとパプリカのスライスなどの野菜と、蒸し鶏のピーナッツ和え、蒸し鶏の梅味噌和え、それと豚そぼろなどをテーブルに並べ、ボールに水を張ってどんと出し、どうぞご自分で好きなもの巻いて下さい、との技。夏はあんまり食べない、というので作り過ぎないようにして用意したら、意外と食べやすかったのかおしゃべりしながらダラダラと食べ続け、ほとんど平らげてしまった。話題は終始音楽の話。内橋さんもハネスも音楽の守備範囲が広いので、話せば話すだけ理解も広がり疲れない。デザートは金曜の夜に生まれてはじめて作ったアプリコットのコンポートを! 階上の大家族のお母さんに頂いたたっぷりのアプリコットの始末に困り、ネットで調べていと適当に作ってみた代物。ひと晩冷やした出来上がりは、なかなかのお味でした。
ヘネスが興味を持ったので、食後はラップトップを持ってきて維新派の「カンカラ」DVDを一緒に見ることに。ラップトップではマトモに鑑賞できないので、解説したり来年の話をしたりしながら画面に見惚れたり。個人的に(役者ひとりを抜きで撮るのは辟易するな!)とか思いつつ、それでも幽美な宵の物語にうっとり。もちろん香音は隣で大興奮。ハルだ! ユミちゃんだ! ぼーちゃんだ! がゆちゃんだ! がっくんだ! しかちゃんだ! と次々に指差してキャキャキャのキャである。
三人でワイン3本開けて、電車もなくなった深夜、フワフワした足取りでヘネスはご満悦に帰って行った。


今日は日曜。
朝、張り切って香音と起きてシリアル食べたりなんかしてた内橋さんは、正午あたりから二度寝してる。ここ数日、靴のベルトをひとりでちゃんとできるようにと苦しい練習を強いられている香音も、パパの隣で履きかけの靴のまま居眠りはじめてしまった。あんまり天気が良いので、ご飯を炊いておにぎりと卵焼きでも作って出かけたいんだけどなぁ・・・。内橋さんが戻って一週間。ヴィザ更新のために必要な保険やら税金やらのアレコレに走り回り、合間を縫って奥の部屋にこさえた特設スタジオで作曲する日々。夕方、気分転換に住まいの前のカフェにてビールを飲むのにつき合って、私はワインで香音はアイス。そんな感じで一週間が過ぎた。
天気が良いし、ご飯も炊けたし、泳ぎたいので、今から内橋さんを口説きます。