カルチュア・パス

 火曜日は例の、カルチュアパスというのを作りに、勇んで行ったのですよ。張り切って。
が、しかし。なんと、低所得者対象のこのパス、ほんとに大変な低所得じゃないと作れないとのことでした。うちの家賃くらい。うちの家賃は光熱費込みで10万行ってません。それくらい。子どもがいる家庭の総収入が、です。
うーん、それくらいの所得のご家庭もあろうけれど、そういう人等も博物館とかコンサート行くのかなぁ。ふと思い浮かぶ低所得者層と言えば、移民系肉体労働系の人々、本国人でも朝からビール飲んでるおっさんとかおばはんとか、そう言う人等しか思い浮かばんのですが。文化の享受はココロも時間も余裕がないと行けへんやろうしねぇ。
このパス自体は“文化や芸術を高所得者だけが独占できないように!”という、素晴らしい左翼的理想に燃えた(笑)貴重な試みだと思う。発案して実現させたのは、たぶん移民系低所得者でも本国人の失業者グループとかでもなく、きっと中間から上の、理想に燃えた(笑)社会主義的な人文人だったんだと思う。下からの突き上げじゃないだろうと、思うんだけどな。それとも、作った人々=このカードを実際使う人々 なんだろうか。
どういう人たちが実際このカードを手に入れて、どんなことに使ってるのか興味がわいたので、そのうち調べてみたいと思った。