一夜明けた・・・

が、何も変わらないようだ。当たり前っぽいが。
きのうは内橋さんがスタジオから買って帰ったSAIマーケットのパンが旨くってびっくり。
確かここのカフェは、有機野菜をふんだんに使ったメニュー、ヴァリエーションに満足できる品揃え、東京にしてはがんばってる薄味テイスト、エコな雑貨屋や雰囲気作りに一役買ってるお花屋さんなど恵まれたロケーション、すべてが素晴らしいハーモニーであるというのに、唯一の弱点に悩まされているのである。客が。その弱点は店員さんの感じ悪さ。ま、もちろん、全員じゃなかろうが。
悲しいまでに、若き店員がむっつりしてる上機転が利かない、やる気が伝わってこないという、残念な敗北感。そこはかとなく、迷惑がっているようなムードを醸し出す、幸薄い若者って、結構居るよね。
案内してくれたZAK(注/他人には怒らない人)さえも、
「店員に話が伝わりにくいねん・・・」と寂しそうに語ってくれた。
でも併設されているエコな雑貨屋は現在のトレンドたる「フェアトレードもの」をきっちりとり揃え、今時のエコ趣味主婦のハートをがっちりとらえている訳である。
どうせバイトどもは「ここではないどこか」を求めてそこそこ働いたら巣立つもの。
ZAKの堪忍袋の緒が切れる前に、感じの良いがんばり屋さん登場を願って待とう。

で、そのパンかじりつつ本日のホームパーティへ持参する「ひよこ豆スープ」に着手するのだ! がんばるぞー、おー!!



ひよこ豆のスープ。あらため、マッシュルームとチキン、ひよこ豆の野菜スープである。なんとか既製のスープストックを使わず仕上げることに成功! 
我ながら素晴らしい作。
圧力鍋が壊れていたというのに。
小一時間で仕上げたというのに。
というより、タマネギ、鶏肉、マッシュルームがあれば、そこそこの作品は作成可能ということか。これらをソテーしたところへ安物の白ワインをかぶせた時点で勝負はついた模様だったしな。ありがとうマジョラム、ありがとうコリアンダー。ありがとう秘密のハーブくん。
坂口家でのホームパーティでは絶賛の嵐だな。
当然の報いだけど、謙虚に振る舞わねば・・・。


それにしても試しに置いたカウンター、自分のアクセス以上に確実にあがっている。
なぜ?
これってダイアリー開設者へのハテナからのご機嫌取りなのかしら??
もしくはひよこ豆、とか、あふりらんぽ、とかで飛んでくる人がいるのかな?
それともZAK? 
試しに オールタイチ とか?? 
でもこういうのって、時々本人が検索かけて来ちゃうからね。
ホントに飛んで来ちゃった人、ごめんごめん。
後日改めてちゃんと褒めてみたりします。




・・・ホームパーティは盛り上がった。
5つの母子チームが集まった訳だが、子ども達は一人をのぞいて皆女子。
途中、とある女子の兄君がひとり加わったもののそれでも圧倒的な女子群。
これで意外にも素晴らしかったことが、男の子(の親)が少なかったためか、子どもの遊び中のごちゃごちゃにいちいちおかんがガミガミ口出してやかましくなる、という悪循環がまったくなかったということである。
女の子だらけだったから遊びも終始穏やかだった・・・、そんなワケではないのだ。
女同士でちゃんばらもしてたし、口頭攻撃も容赦ない。
見ていて冷やっとすることも度々だったけど、どうにか6歳児達は乗り越えていたのだ。

これが男の子が大勢となると、親はぎゃんぎゃん口出す、介入する、叱る、怒る、結局根負けした子が泣きだす、謝れ謝れと子をさとす、親同士も謝り合うわ言い訳し合うわ・・・やかましいったらありゃしない。
私はあれを、親が注意してる、とはど〜しても思えず、親が子どもの遊びに野次ってる、としか思えない。
それが、本日は野次ひとつ飛ばず、ひやひやして見守りつつ苦笑爆笑を繰り返していたのだった。

なんと気持ちのよい、スムースな時間であったろうか。

子ども達も、時間の経過とともに気持ちのすれ違いを消化して、最後には衝突してた子達がとっても自然に「泊まってってよ」なんて言って。そうよね、これだけ小さい子どもの衝突なんて、待ってたら必ずちゃんと着地するんだよね。


幼稚園で、自分の子がいじめられてる!と騒ぎ出した母が居たらしい。
それまで母子で仲良くしていたクラスメートの母に、抗議めいたこともしたらしい。
抗議された母というのは、子どもの遊びの世界に野次らないし、声を荒げて叱りつけるようなことは絶対しない人だ。それが気に食わなかったのか・・・。
しかし、母同士ファーストネームで呼び合い、かなり親密そうだったのに。
親同士が信頼関係築けてなかったんだねえ、二年も何やってたんだろうねえ。
暗澹たる気持ちでそう言ったが、今ふと気づいたよ。
抗議された母は、子どものかかわりをじっと見て、見極めようとしてるし、待つ人なんだよね。根本的に子どもを信頼してるんだ。
抗議した母は、途中でカットインしちゃうから、今もめた!今泣かされた!って、いじめ役いじめられ役を限定しちゃう。待ってないんだ。
・・・それって実は友人の親以前に、我が子をも、信頼してないんだね。
そうなんだあ・・・。
待ってて、子ども同士が乗り越えるのを見てないから、信じられないんだね。
悲しい子育てですね。






しかし、今日のスープは大成功!レシピ知りたい人、いるのかな?
                リクエストがあればどうぞ。
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