芋けんぴなら「高知食品」、豆腐なら「とうふや天鼓」

きのう奥田さんが手みやげにご持参されたのが(有)高知食品の芋ケンピだった。奥田家ではかなりのお気に入りだそうで時々お取り寄せあそばすと言う。このたびはお手みやげにと、ホームパーティ参加者にひと袋ずつ振る舞われた。
(なんたる大判振る舞い。天ッ晴れである。)
ぷ〜んと上質な油の香り、ほのかな芋の香りが袋の外からでもすでに確認される。
大きめの袋にかなりずっしり入った重量感、この中全部ケンピ?と問いたいくらいである。
果たして品質が劣化するまでに食べきれるのか?との一抹の不安を見抜いてか奥田さん、お嬢さんは袋からお砂糖たっぷりのけんぴを探し食い、珈琲やなんやのお供に延々食べてしまう、など微笑ましいエピソードをご披露してくださる。
耐えきれず、パーティのホステスたる坂口家の奥さまが食事前にも関わらず頂いたケンピの封を切る。次々と延びる手、手、手・・・。素晴らしい。
過激なまでに素晴らしい味! 
確かに、しっかりとまぶされた砂糖(一旦溶けた白砂糖を揚げたてのケンピにまぶし、温度が下がるとともに白く結着している模様)はいささか多過ぎでは・・・と思うものの、逆に言えばこの大胆不敵な砂糖っぷりが土佐のいごっそうをも喜ばせるというものかもしれない。それとて甘いものを好まぬ酒飲み予備軍のごとき我が娘も、すっかりはまったこの逸品、本日も夕飯そっちのけでさっきから延々、食べ続けているのであった。



こんな風に絶賛していたら、もしかしてまたドナタかの眼に引っかかっちゃうのかしら?


相変わらず、書いてる本人以外に誰かがアクセスしているらしきカウンター。
読んだのなら感想のひとつも残していって欲しいような、そっとしておいて欲しいような・・・複雑な心境。



まぁきっと、人は皆いろんな都合や気分で日々ネット検索なさる訳で、思いも寄らぬキイワードで飛んでくる、なんて気の毒な人がいるのでしょう。
それとも今日なんかはもしかして、「高知食品」さんののんびりした事務所の昼下がり、接続したばかりのインターネットを若社員が、古株の「専務」さんとかおじちゃんおばちゃん社員さんたちに「ね、これでね、こう、こうして「こうちしょくひん」って打つでしょ、そしたらほら、じゃじゃーん、おっ、こんなに!」なんて、ググって見せたりして、ひょっこり飛んで来てしまったりしてるんでしょうか。
インターネットだか何だか・・・なんてバカにしていたおじいちゃん職人さんが、こんな偶然食べちゃった客でもない人が絶賛してるのをふと読み込んじゃったりして、なんだ、インターネットもまんざら悪いもんじゃねえな(高知だから悪かこつねえ、とか?)なんてちょっと良い気分になって、午後の仕事に張りも出る、って感じ?
ここで「高知食品」ってググって見るのが定石かもしれぬが、そこをやらないところがものぐさな私であった・・・。



3日目、なんせ三日坊主の三日目であるからして、がぜんいっぱい書き過ぎなのである。だってまだ3日目やもん。まだまだ慣れない飽きない、だから書き過ぎるの。
そのうち忘れたり飛んだりするのさきっと。



そして今朝は天鼓さんからおとうふ関係の郵便が届く。
年末年始のお知らせやら「食べ方講座」なるものも。
天鼓とうふはほんとに素晴らしい。
もめん、厚揚げ、豆乳、おから、おぼろ、そして極めつけは飛竜頭。がんもだ。
この飛竜頭は凄い。絶品。説明なんかしない方が良い。
保証だけしたいぐらいだから。
天鼓しゃんは豆腐ハンバーグとしてパンと一緒にトーストして挟むと旨いのよ、なんて言っていたが、今日送られてきた「講座」に最強の食し方が。
つまり、「運良く揚げたてのところに来店してその場でがぶり」だ。無理です。
だって伊豆だもんねー。
先日のFBIでは、訳知り顔のお客さんが「ほんとは高級品としての値段をつけても十分だけど、出店地域での商売としてはあの値段が精一杯」なんて言っていた。
どんなネイバーフードか知りませんが、それではご近所に失礼と言うもの。
真偽のほどは知りませんが、なんだかつまんない視点なので却下。
天鼓さん本人から聞いたときは
「アレルギーなどで毎日毎週欲しい人がいるから、あの値段で分けてあげたい」
との心意気に全幅の信頼をおきたいところだ。天鼓さんはそういう人だしねー。

でも送料で絹ごし5丁も買えちゃうからね。定期購買はつらいなあ。
ということで、グループ購入の仲間探しを開始するのだ!
天鼓さん、待っててね!




あ、天鼓さんで検索して飛んで来た人用
    ↓
このあいだのFBIの「てんことたいこ」企画、凄かったんだから。
古沢良治郎(虫博士の叔父貴よね!)、外山明、そして芳垣安洋の夢のドラムトリオに天鼓さんが! 
もともとは天鼓さんのやりたいの一言で決まったらしいこの企画。
ライブとして満喫できたのはもちろん、こんどは音だけ、耳だけで聴いてみたいと切望。
ドラマー三人は、もうすけべなくらい楽しそうにアイコンタクト、スマイルの応酬、ほんとに楽しそうなのに対照的に、天鼓さんは彼等の前にてパフォーマンスするけどほとんど、まったく振り向かないでいた。共演者からの視覚的な情報がゼロだった訳。
しかもスタートしてしばらくしたら、天鼓ちゃんは号泣しているのである。
まあ嗚咽はしてないから落涙ってやつか。ドッキ〜ンとしたけどやがてそれはきっと、うれし涙と確信した。そんなに嬉しいんだ・・・。もらい泣きしそうになった。
でもうしろでほんとに楽しそうにニヤニヤ笑ってる太鼓衆と、落涙する天鼓姐。
ビジュアル的には対照的なんだけど、音楽は今確実に共有されてる訳で、なんだか不思議だった。だからその、4人が確実に共有していた唯一のあの音楽を、改めて聴いてみたい!
リリースしてくれないかなあ、ビヨンドさ〜ん。。。




ふ〜〜〜〜〜〜〜。さすがに書き過ぎ!

しかし今日はこれ以上にもっと書いているのだ。
ウィーンのシューレに送る手紙の草稿を書いてみた。
移住に向けての念力を込めて、綿々と綴ってみた。
力作である。
あとは、一晩寝かしてからエックハルトに。
クリスマス休暇の間に訳してくれると言う。
すぐにでも送りたいところだけど、子どもの運命を決めるまでいかずとも方向付けるかもしれん手紙だ。一晩寝かして読み返すとしよう。