新年初宴会

朝ゆっくり寝て、朝風呂して、東急から四条大宮までぶらぶら歩く。
久しぶりの京都、前回はヘルゲとフランツを連れて観光大会、もっと町中を歩いても良かったかなあと、のんびりした三人での散歩が思いのほか気分よく、思いを馳せる。
寒かったけどね。
お母ちゃんと合流して、錦小路のそばにあるセカンドハウスがやってる町家でフレンチお箸でどうぞ、な店に行くことに。町家を改造しておしゃれに若者向けに、という取り組みは、私が京都から神戸に越してからワーッと流行り出したから、こうして利用するのはほぼはじめて。美味しいお料理、静かな個室、丁寧な接客で良い気分になりました。お義母とお洒落ランチ、というのも面白かったなあ。 前菜のほんのチョピッとしか出なかった赤ピーマンのムース、それからホタテのポタージュソースが絶品でした。(残念ながらメインがイマイチで・・・というのは内橋さんと一致した感想)。
昨日の夜に続いてまたこっそり記念撮影もしてしまった。
内橋さんが連日言い出しっぺであるが、そんな発送をするウッチー、チャーミングである。


その後、ちょっと町中をぶらついて買い物。干しイチゴや蜂蜜の専門店でレモンの蜂蜜漬けを買う。お土産用にキンカン蜂蜜漬け、というのも。瓶がジャムの瓶みたいな可愛らしさで釣られちゃった。三条通りで外から見るとそそられるが入ってみたらウ〜ン、大したこと無いなあって店を2、3件。京都の45Rpmもそうだった。残念。
タクシーにてキンセイサン宅へ向かう。


Dumb Type のキンセイさん宅は約10年前、近くに住んでいた頃飲みに行ったことがある。それがめぐり巡って、今宵は家族とともにお訪ねするのである。キンセイさんにも一年前、みのりちゃんという愛娘ちゃんがお生まれになっている。10年かあ・・・。
さっそく殿方ふたりは熱く色々語り合っている。その横で私は奥さまキリちゃんと一気に子育て話で盛り上がる。キリちゃんはお母さんに成って、以前からいうと10年経っていて、でもちゃんとお美しく、変わらないのは幸せそうだってこと。10年前に来た時も、幸せそうやなあって、なんとなく羨ましいような気になったのを思い出した。キリちゃんから見たらこの10年を経た私はどう見えていたのか。前回は?・・・。こんどゆっくり、キリちゃんから定点観測したわたくしの印象を聞いてみよう。ちょい怖いけど。


感心したのは内橋さんもキンセイさんも、めちゃ子ども扱いのウマいこと!
日本人ではじめて、内橋さんより出来る男を見たよ!
なんでも、ご実家が小さな託児所をしていらしたらしい。だからずっと赤ちゃんがいる人生だったらしいのだ。
Dumb Type の中心的メンバー、古橋悌二さんは確か、置き屋さんかお茶屋さんで育ったと聞く。キンセイさんも悌二氏も、人の出入りが多い家で育った訳だけど、集う人の種類の違いは人生に影響を与えたのか。っていうか、そんなことよりただ、やっぱり人の出入りが多い家で育つのは良いことだ!という我が思いの利を得た気分。
最高にウマい焼酎をがんがん頂く。
親知らずで苦しんでいた内橋さん、なぜか平気でいつまでも飲んでいる。
気分がいいのか調子がいいのか、すでに酔ってるのか・・・。
散々ウマいお料理を出して頂き、ストレートに芸術の話やなんかになるかと思った頃に、一升瓶は一本開いてしまい、そしてキンセイさんはしゃっくりしだしてしまった。キュイッって、なんとも可愛いのを真顔で続ける。そこらでキリちゃんが大変冷ややかに、「はい、キンセイ、そこらへんにしとき」。がらんがらんと鐘が鳴った。
またいつか、続きのお話を・・・。