コストコで試食をついばむ小鳥たち

リッキー&ミコト家とレオン家、そして我が家でコストコへ。内橋さんも参加、とまみえたが、今日はかなりの大活躍。

巨大マーケットの巨大ショッピングカートに子等が群がり、内橋さんひとりで3人、4人の子どもたちを運ぶ。ママたちはがしゃがしゃと遊ぶ子等に踏んづけられては大変、と、手にした食品などは抱えたままで散策を続ける。ついついおしゃべりと散策が高じてママたちは暴走するが、ハッと我にかえり内橋さんとカートボーイズ&ガールズまで戻ってみると、奴等はほんとに楽しそうに、次から次へ「試食」をついばんでいる。内橋さんは次々と楊枝が刺さった試食品をカートの上の少年少女の口に運ぶ。少年少女は一様に口をあーんと開けて、お行儀よく自分の番を待っている。一種の試食に4人のッ子どもたちへ餌付けをしたら、慣れた手つきで最後に自分の口へポイッ。それがすんだらまた次の試食へ向かい、何くわぬ顔、むしろ真顔のままで一連の動作を繰り返す。もう何年も、逃げた女房に未練もなく黙々と四人の子育てにいそしむお父さん。まるでそんな様子。微笑ましさを通り越したその光景に、すっかり感服してしまうママたちであった。


■それにしてもコストコ
それにしても、新年早々観光地の弱小ホテルと大喧嘩した私達だけあって、今日もコストコでおかしな接客にあうとイチイチ腹を立ててしまっていた。ああいう、大型店舗などで独自のシステムがあるところは、何かと店員が顧客に「指導」する場面が多い。「こういう使い方はやめてくれ」「そうじゃなくこうしてくれ」。システムは“一般常識”とくくるにはあまりにオリジナルで、店が独自に開発し、進化し、洗練してきたものだろう。だけどさ、それってあくまで「店の効率、店の都合」なワケです。元来、日本の顧客管理、日本の接客術というのは、出来る限りお客さんに負担をかけないようにお店側が創意工夫して「まごころ」なんて言ってきたワケだ。そういう風土は確かにあったはず。そこへきて、アメリカ式だか何だか知らないけど、自分たちのいいように開発したシステムが普及していないところへ店員が「指導」するものだから、本来店側の「お願い」であるべき「ウチのシステムはこうなっているので従って下さい」という指導を「これはこうするものなのです、以後気をつけて下さい」的な、指導、しいては「教育」になってしまってはいまいか。間違えたのはあなただ、気をつけて下さい。みたいなニュアンスが幾度も鼻を突いたぞ。
そんなだから、奥のトイレのそばに、アメリカのメガストア方式よろしく「今月の優秀スタッフ」のにやけた顔写真が並んでいても、フンって笑っちゃうんだよねー。勉強しろコストコ