幼稚園カルチャー

■幼稚園
きのう全員で寝坊したので今日が新年初日のご登園。ひっそりときのうのお休みをやり過ごそうと思ったら、時間つぶしに立ち寄ったマックでいきなり某夫人から「あらぁ、今日は起きられたの?」と軽くジャブ。たったひとりに打ち明けたきのうのお寝坊、ばっちりすでに電光石火で述べ伝えられている。そのたったひとりは友人と思っている人だからまあ許すけれど、間に入った人には呆れます。たった一日で、こんな他人にゃどうでもいいことをまぁ…。新年早々おばちゃんの口に戸は立てられないのね。頭の中が暇な人は本当に恥ずかしい習性をみせてくれます。またそれを「知ってるのよ」と言わんばかりに会って早々口走れるのも失笑。わたしを何でも冗談にして笑い合える人と思っているようだが、それは良いとしてもさ、「笑い合える」というのはとってもプライベートなことで、誰が居ようとどんな場所でも「笑いあえる」ということにゃならんだろうが。私が人付き合いベタなのか?なんなんだ?
まーなんですな、日本式幼稚園カルチャーにまみえるのもあと二ヶ月ほど。実質一瞬ですわ、一瞬。なのでこれからは無理して笑いあわず、いらんことは徹底的に無視してやり過ごしていこうと、珍しく利口なことを考える幼稚園初日である。



今日は天気だから外に出たいけど、千野さんから譲り受けたポール・ボウルズの写真集が私をさっきから誘惑漬けに。しかもテキストはドイツ語。先生、ボウルズが私に勉強しろと言っています。


そうそう、お天気だからお外に、をコウジツに、レンタルビデオ屋に行きたい衝動1mm。最近ヘンリー・ダーガーもノンフィクション作品が作られたり、ビリー・ワイルダーがらみの実話がらみ(?)がリリースになったり、気になる作品目白押し。ウィーンへの荷造りもはじめなくちゃいけないし、普通に洗濯(たまりまくり!)もしなくちゃなワケで、たぶん普通なら日々バタバタすべきスケジュールを抱えつつ、本読みたーい、映画観たーい、と欲望にとりつかれまくり。絵描きたいな、彫塑したいなとさえ衝動・・・。しなくちゃいけない大仕事があると、人間こんなに欲望が襲いかかるもんなのですね。こわいこわい。