ぼんやりと・・・  

朝、香音を幼稚園に送ったまま園内のホールで写真撮影に参加。毎年卒園生の写真を額に飾っているアレの撮影である。本人、なかなかがんばってきちんと撮られてくれた。そんなことにも成長を感じる親バカ一号二号。

中途半端な時間に解放され、車も内橋さんが乗って行ったためひとり、お迎えの時間までブラブラすることにする。こういう時、公共機関では不便な立地の幼稚園といいウチといい・・・。

ぶらぶら10分強歩いて本屋さんへ。そこそこゆっくり立ち読みするなんて久しぶりだ。
立ち読み。これまでの人生でいったい何時間を費やしてきたことだろうか。
神戸に居た頃、内橋さんと本屋へ行くと私がすっかりハマって平気で1時間2時間過ごしてしまうものだから、あの怒らない人が怒って(=ただ黙って、ということ)帰ってしまったことが何度かあった。「すぐ終わるから」と一緒に行こうとする私が悪かったんだな。

ま、そういうワケで、ひとりで立ち読み。好きなコーナーの本をの〜んびり眺める至福の時間・・・。



■「月と太陽の占い」
正式タイトルを失念したが、太陽のめぐりで見る一般的な星座と月のめぐりで算出する星座、両方を組み合わせた占星術の本というのがあった。帯には「驚くほど当たる性格診断!」なんて書いてある。大型辞書みたいに分厚めで、美しい装丁が目を引いたが、こんなものを買ってはいけないので迷うことなく立ち読み。
私は普通の星座では魚座、月の暦では天秤座らしい“水と風”なんだって。内橋さんは
蠍で雄牛、“水と土”やて〜。
可笑しかったんだけど、自分のは「おおっ!」と思うほどなかなかの合点だったんだけど、内橋さんのがぜ〜んぜん???だった。こういうの、本人が見たら「そうやわあ」って思うんだろうか。読んでて退屈なほど?はてな?だったので、飛ばして読んでしまったから、今は「チャールズ皇太子と同じ」ということ以外思い出せません。
ちなみに香音、もしばっちりこれで性格と才能が読めたらこの先ちょっとラクかも?と期待して読んだけど、月の暦が微妙にふたつの星座の境界に近いようで、こちらもハテナ。こういう場合は?と“但し書き”を探すと、「二つの星の影響下にあるとして、どちらも参考にしましょう」だって。模範解答。ってことはお茶濁し、アウト。う〜ん、やっぱり流行らなさそうだけど、細木のおばはんよりは罪がなくっていいんだろうか。


占星術はぜんぜんピンと来ないけど、香音と内橋さんの蠍座をイタリアとポーランドで唐突に言い当てられたことがある。あれはちょっとびっくりしたなあ。
ぜんぜんピンと来ないと言いつつ、私は自分と同じ魚座の友達がわりと多い。なんとなく、魚座同士と発覚すると親近感が湧くんだけど、なぜか同じ血液型では親近感が湧かない・・・。AB型のいわれなき差別原体験のせいだろうか・・・。



本屋のあとは、ぶらぶら〜っと公園のそばのファミレスへ。ファミレス特有の喧噪に包まれながら、買いたての本を愉しみ、なかなかの気分転換になった。最近、外出すると常に誰かといっしょだったから、ひとりの外出は本当に気持ちよかった。子どもひとりだからできる贅沢かな。いやいやそうでもないわ。

でも、黙ってて気持ちいい、を愉しんでしまったからその後、降園〜家まで乗せて頂くリカちゃんにもちょっと静かにしてしまった・・・が、ほんのちょっとだけ。たぶん客観的には普通にベラベラしてたか・・・。リカちゃんは義兄氏のお見舞いなどでちょっと疲れていた。彼女とはとっても良い信頼関係を築けているので、いろんな気苦労を背負ってるのを見ると心が痛む。でも大丈夫、きっと大丈夫、と我々の幸運を祈ろう。人間、幸運を祈ってくれるテレパシーを獲得するときっとパワーアップするのだ。