ピストルズのジョニー・ロッテン、華麗なる転身  

マドンナがガイ・リッチーを引きずり込んでカルティックなユダヤ教密教に傾倒してるってのは聞いたことがあったけど、それってカバラだったのね。怖い怖い。「デミ(・ムーアのこと)みたいな、ミーハーじゃないわ」とぬかしていたらしいけど、ことの真偽より純日本語の「ミーハー」を訳しあてている原語とはどないなもんで?

そんな、明日の献立のたしにもならぬ無用な情報を知るに及んだだけの、どうだっていいことを知り続ける無駄なネットサーフィンの中、久しぶりに見ず知らずの個人サイトで引き込まれたサイトを収穫。ハーヴェストハーヴェスト。
イギリス在住の、日本人女性(中年、と申告しておられる)が、イギリスで観た封切りを中心に映画についてコラムを書いているんだけど、なんだろう、読んでいてカナリ「観てみたい!」と思える。本来なら絶対そそられない種の映画でも、この人が評価しているとこの人の観点、切り口で観てみたくなるのだ。・・・それって凄いよなあ。いや、よくあることなのかもしれないけど、私にははじめての感覚です。で、若き日のマイケル・ケインの映画が観たくなったり日本では永遠に観ることのなさそうなイギリス映画に思いを馳せたりしつつ、驚愕のコーナーを発見し、興奮する。


■ジョニー・ロッテンが・・・!?
この事実をPhew さんや英子ちゃんに話していいのだろうか。ササキの叔父貴なんかはどうするんだろうか。発泡酒に溺れてしまうんだろうか。
日本でも数年前ちょっと流行った番組、「サバイバー」ってのがあったよね。ジャングルで繰り広げられる一般参加者の生き残りゲーム。アメリカのリアリティTVブームの火付けだったんでしょう?
イギリスで、あれの再加熱番組があって、それもオーストラリアでサバイバルさせられるのは一般人じゃなくセレブリティ。と言っても、タイトルが「I'm a Celebrity, Get Me Out Of Here」(私は名士です、ここから出してください!、かな。)であることからも察せる如く、ホントのセレブと言われるヒルトン財閥の娘とかが出て来る訳でもなく、まあ日本なら化膿姉妹とか野々村真とかが私には浮かぶ、B級セレブがザクザクッと出てくるらしい。それらが最初こそセレブな振る舞いで余裕を見せているものの、日を追って人間性が露見ロールするところを視聴者は楽しめる様で、実際視聴率はある時期世代限定で50%を超えたとか言うほどの人気。そのある時期というのが、数週間に渡ってなんとあの、セックスピストルズのジョニー・ロッテン(現ジョン・ライドン)が参加してしまったと言うからセンセーション。
この珍事件、いやさわやかニュースを報じていたのは上記のサイトであるが、正統派(と思われる)パンクの血が通ったサイト主はこの事実をはじめは衝撃、そしてすぐに驚喜して受け止め、述べ伝えておる。ケンイ的なメディアは記者たちがこぞって「ある世代への裏切り」などと、この伝説的パンクスのバラエティ進出を揶揄しているらしい。(これはちょっとムカつく。若い頃みんなと同じようにちょっとパンクにかぶれて、でも結局世の中と上手く折り合い付けてもともと大してなかった毒も生気もひからびて俗に生き延びてるくせに、「俺の私のスイートドリームパンクを汚すな」と、他人(パンクス当事者)の人生に口出しする。そっからの眺めはさぞいいでしょうに。こういう当事者に結局は共鳴してないヤツは、クスリやアル中で行き倒れて“夢を守って死んでくれること”でものぞんでいるのかね。よくいるよな、そういうヤツ。大原さんに面白がって酒飲ましてたヤツ等と一緒だ。本当に腹が立つ。)

いかん、華麗なるジョン氏の話に戻さなくては! しかしながらサイト主がつぶさに紹介するジョンの挙動が、私にはヴェテランパンクのあるべき姿に見えて仕方ない。そこでは最初から最後まで一貫した魂があり、自負がある。サイト主は「これこそがパンク」とじ〜んと来たりしている。ジョンが駝鳥に追いかけ回されたり頭に蝋燭立てて歌ったり踊ったりしてる姿に。そして「ジョン,コメディアンに華麗なる転身」なんて大歓迎してる。そしてこの人の映画評にそそられるのと同様に、観てもいないけど私も、ジョンに揶揄より賞賛を贈りたくなったぞ。
嗚呼、もう説明すんのももはや邪魔臭いんだけど、要はマニさん(ノイマイヤー)は今なお現役であるが彼に通じるニオイを感じて、そこはかとなく「そういうことなんやろうなあ・・・」と思うのであります。


■キャンプ爆破予告
丁寧に写真とログ起こしでサバイバルゲーム中のジョンの言動がレポられていて、思わずひとりでガハハと笑ってしまったのだけど、その中で思わずコピってしまった発言。
キャンプでは、興味のない会話には一切入らず、社交性ゼロの振る舞いを見せていたジョン氏。とくに巨乳タレントの脳味噌空気の姉ちゃんには本気で腹立てていたらしい。そんなある日、キャンプの外れでひとり焚火をたいていたジョン氏。それはルール違反であるからとスタッフに注意されると怒り狂い、「この火の上に屁をこいてキャンプ全体を爆破してやる」と叫び脅迫したらしい。


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http://www.geocities.jp/mikako0607jp/7th.html