ポーランドで渋さ知らズ、満喫。

なのでした。
木曜日、迷走を経てヤツェック&マギー、深夜1時を過ぎてご到着。
はるばるポーランドはチェシェンから我ら母子をお迎えにきてくれた。すでに眠り込んだ香音を連れて、一路チェシェンへ、目指すは国際フィルムフェスティバル。
約5時間のドライブで車はチェコを通過し国境の街、チェシェンヘ。チェシェンはポーランドチェコ両国にまたがる坂の多い町である。ここで毎年町を挙げて行われる国際映画祭に、今年は渋さ知らズがお出んなる。映画祭真っ最中の夜のイヴェントとして行われるスペシャルプログラムをぶっ込んだのは、我らが朋友マルチンコ。真夜中、ウィーンからチェコを突っ切るドライブでは車窓から満天の星空を満喫。「ああそういえば、あれは去年の夏休み。香音とはるばる来ちまって、こうしてカーシャやヤツェックが運転する車であっちこっち連れ回してもらったよな。アレから一年、またふたたび夏休みがはじまるって感じだ」との実感を繰り返し味わう。明け方に到着したチェシェンにはマルチンコはもちろんその娘ベロニカを含め、奇人一家ホルフェルズなどお馴染みの面子もワルシャワからすでに乗り込んでいた。

先乗りしてたのは彼等のみならず渋さ知らズ。スケジュールの大変更を経て、急遽3日早めのチェシェン入りを遂行し、マルチンコの素ん晴らしきアシストにより見事、チェシェンの外れに宿を獲得していたそうである。遅れて我々も到着。マルチンコ達がまとめて逗留しているコテージで仮眠させて頂く。が。数時間後にはマルチンコが渋さ御一行さまを今夜からの正規の宿にご案内するとのことで早々に出発。こっからご奉仕が始まる。
渋さ知らズとゆくポーランド/チェシェンの旅」、ざっと言うなら公演前夜の木曜は取材二本と晩ご飯そして地獄の呑み、金曜の本番(練り歩きパレードもたっぷり)、終日オフの土曜日を経て日曜お昼にサヨウナラ。充実の濃縮ぶりである。
今回の渋さ知らズ御一行さまは小所帯なので小回り効きまくっているモノの、現場に行くと何かしら手伝うことがあったりしたので、元来働き者の私は(嘘、世話焼きなだけ)結局フルコースでつき合わせて頂きました。やはり旅先で訪ねて来た同国人、しかも子連れ、ということで、かなり皆さんに仲良くして頂きました、アリガトウ、ありがとう。
香音に「白い人たち」と呼ばれながら、たっぷりたっぷりと遊んでくれた舞踏班、お宿で同フロアの人々は首輪はずして放し飼いの香音を誰もが格別の笑顔で可愛がってくださり。香音の夏休みは派手に絶好調にスタートしたのでした。皆さま大感謝でございます。


詳細書き残すのが日記の使命、なのかもしれぬが、盛りだくさんすぎて何だかかんだか。

まぁそれも、取材の記念撮影にちゃっかり香音まで、渋さ付舞台監督アベタ師匠の膝の上で参加させてもらったとか、前回のウィーンから「ネンゴロな仲」になってしまった香音とシモ君、ふたり深夜に手を取りあって、ポーランドからチェコへと「国境越える逃避行」を果たしてしまった…(しかし三池崇映画鑑賞にシモ君行っちゃってチェコで真夜中香音ちゃん捨てられるの巻)とか、本番の日のバーベキューでは舞踏班のテーブルでお世話してもらいながらみんなとお食事で香音ちゃんシーアワセ!とか、最終日に高岡仕切りの路上渋さに香音が”ダンサー”として登場したとか(香音/東洋夢の共演の巻)、香音の目線ではかなり楽しくエキサイティングな日々だったのですが、私はと言えば天下万歳で飲み明かした3日間、忘れたくない数十時間の間にどうしても忘れたい20分ぐらいの失態もあったりするのでどうかご勘弁・・・。

ああほんと、渡部さん不破さんごめんなさい、ごめんなさい、ありがとう、ありがとう・・・。