訃報

モーガンもつかの間の訪問を楽しんでってくれたし、NYから来た弟も、楽しんでロンドンへ旅立った。
そろそろあのブエノスアイレスの哀愁を、書いてみようと思っていたんだけど・・・。



神さまはいない、と思うのと、神さまは残酷だ、と思うのと、実は後者の方がやりきれない。

人は耐えきれない不運に見舞われた時、誰かのせいにしたくなるしそれができるなら楽だ。
(実際には、インスタントに誰かのせいにしてしまったあと、己の人生の現実として、改めてそれを受け入れるのは生半可ではないのだけれど)

不慮に不慮が重なったとき、誰かのせいにできたり、果てには居ることを前提にして神のせいにできるのなら、その苦悩はすでに、エクジットを設けている。




神が、やっぱりいなかったのだと、今日わかりました。

お前なんか、ただの幻想だったのだ。

消え失せやがれ。

チャイナがゆく、その場所に、お前が居るのなら、あたしは許さへんで。

人々の思慕とよすがの結晶として、ほんとにお前が居ると言うなら、お前の名はそれではない。ただの悪魔だ。
(かと言って悪魔崇拝には走らんから。こんなことしでかしたお前を、崇拝するわけないわ。)




わたしはスーパーマンでもないけれど、
白昼のハイウェイを想起するたび、
マントを翻して助けに飛んでってあげられなかったことが、もう、ごめん、
許してと、ほんま、ごめんな。

痛い思いや恐い思いを、
させて逝かせたことに、ほんまごめんと。




もう一回言う。
世界中の神と呼ばれる幻想ども。
お前らは糞だ。カスだ。
わたしは人間の、かなりカスのチームに入ってるけども、あの子に手を出したお前は、あたしが踏んづけた犬の糞ほども価値はない。



というわけで、今後一切教会にも行かへんしドネーションもせん。
ここにあるあほらしい分厚いバイブルも、こんど犬の糞踏んづけたら拭き取るために使ったる。
お前らのせいでどんだけ戦争が起こったことか。阿呆らしいわ。
文句あったら、かかってこい。