沈丁花の香る午後でした。

 日本では春の、わりと早い頃に咲くと思うのですが、沈丁花
しっかりした葉と花弁で、春版キンモクセイの様に、よく香ります。
嬉しいことに、今日ウィーンで満開に咲き誇ってるのを発見。
陽射しは随分強くなって、晩春と言うか、日本の5月くらいの暖かさなのですが。

昔、バイトしてた磔磔友部正人さんがいらした時。
話す機会があって早春の夜に香る沈丁花のことを(なぜか)口にしたら、
「ぼくは、ジンチョウゲを知らない…」と、いとドラマチックな眼差しで告白されて面食らいましたよ。
なんで沈丁花の話なんかしたんだろう・・・。
あの“匂い立つ”感じが、友部さんの歌から連想されたのかな?


今朝、先月に申し込んでいた公立のドイツ語コースがやっとスタート。
「先生の当たり外れがハゲシイ」と誰もが言う、去年通ってた某校とは評判が雲泥に違うコースなんだけども、どうやら先生運は良かったみたい。遅れて来やがって、ムッツリしてて…と一見警戒しそうになったけど、話し始めたらかなり良い気配。日本で若い頃、英会話には結構あっちこっち通ったので、ネイティブの先生の授業というのは相当数体験している私ですが、今回のハロルド先生は良い方よ。というか、誰もが絶賛するウィーンイチの某独語コース、交代要因含めて5人(そのうちのひとりは名物先生らしかった)見たけど、今思うと大したこと無かったよ。英語に関しては、京都のブリティッシュカウンシルにあったケンブリッジイングリッシュコースの先生(4人のウチふたり)が抜群に良かった。独語に関しては、今の所ハロルド先生ですよ。しかも安い。よろしくお願いします。


お昼に落ち合えるはずだった梅田哲也、只今午後10時を回ってもまだ、ウィーンに到着せず。
ロンドンで大仕事を終えたものの、今朝の飛行機に乗り遅れたらしい。あーあ。


ガラガラと本日の予定を変更しつつ、なんと、今日香音はフォアシューレのクラスメイトに初のお呼ばれ!
先日ルイーザちゃんのお誕生会に行けなかったので、「遊びにきてちょうだい」とお誘いを受けました。
素晴らしい。ルイーザちゃんのお母さんがフォアシューレにお迎えに行き、香音を連れ帰ってくれるとおっしゃり、私は夕方お宅へお迎えに上がれば良いと。週末からずーっと楽しみにしていた香音さん。ドキドキです。送って行ったところと違うところにお迎えに行く、というのは我々はまだなかなか無いので、めちゃ新鮮でドキドキでなのです。
がしかし。週明けの学校帰り、ということで、すでにお疲れ模様の香音さん、緊張が過ぎて帰りたくなっちゃったみたいで、予定よりちょっと早くお迎えに行くことになりました。苦笑。「なんだか悲しそうなので、良かったらお茶でも飲みに早めに来て」と電話が。行ってみると帰りたいモード・フルスロットな香音ちゃん、あーあ。でも、お互いのお家が物凄く近い、と言うことも確認され、次回はママも一緒にねー、と爽やかにお宅を後にして参りました。

香音はこれまで、町田の幼稚園といいウィーンの幼稚園といい、そして今回のフォアシューレといい、いつも結局、とっても優しい子たちと親しくなってくれるので感動的ですらある。
もちろん、ちょっと違う子と仲よくなる子が優しい子なんだと言えばそうなんだけど、ちゃんと集団の中からそう言う子を吸い付けてるとも言えるんじゃないかな。いや、子どもなんて、潜在的には皆やさしい。動物的に。それを発揮できるかどうかは親次第で環境次第。
ま、どっちが先とかはどうでも良いとして、なんやかや言っても、香音は必ず素敵なお友達を作って帰ってくるので、そういうことの心配とか余計なお世話は焼かなくても良いのだと思える今日この頃。だから9月からのクラスの人間関係もあんまり心配する必要ないでしょう。それよりも学校が別々になる良いお友達と、ちょっとずつでも良い関係をキープしたいところです。